時間外勤務手当の計算「週休日の振替等」

人事給与
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 前回に引き続き、時間外勤務手当の計算です。前回については、こちら

時間外勤務手当の計算の基本
時間外勤務手当(いわゆる「残業代」)の計算方法の紹介です。時間外勤務30分の端数処理まで説明しますので、興味のある方は、是非御覧ください。

 今回は、日曜日や土曜日の働かなくていい日となっている日に働く場合のうち、勤務日を変更する方法の御紹介です。

週休日の振替等とは?

 まずは、この図を見てください。

 これが、よくある勤務スケジュールです。月曜日から金曜日までを勤務日とするものですね。

 しかし、これでは、土曜日や日曜日にイベント等があって働きたいとき、働かなくていい日が減ってしまいます。「余分に働いた分、勤務日のどこかで休みたい。」ということもあると思います。そんなときに使うのが週休日の振替です。

 ↑の図は、日曜日を働く予定にして、勤務日だった火曜日を働かないことにした例です。

 ちなみに、「週休日」とは、国家公務員の例では、次のとおり定義されています。これは、勤務時間を条例で定めることとされている地方公務員にとっても同じように条例で定められている内容です(地方公務員法第24条第5項)。

第六条 日曜日及び土曜日は、週休日(勤務時間を割り振らない日をいう。以下同じ。)とする。ただし、各省各庁の長は、再任用短時間勤務職員については、これらの日に加えて、月曜日から金曜日までの五日間において、週休日を設けることができる。

一般職の職員の勤務時間、休暇等に関する法律(平成六年法律第三十三号)第6条第1項

時間外勤務手当は?

 1週間は、日曜日から土曜日までとなっています。その週に週休日の振替で勤務日数が変わらない場合は、支給されません。

 しかし、週休日の振替で勤務日を別の週に移し、その週の1週間当たりの勤務時間(38時間45分)が増えた場合は、時間外勤務手当が支給されます。

こむぞう
こむぞう

1週間単位の勤務時間を超えて勤務させたことに対する任命権者へのペナルティということです。

 この場合、時間外勤務手当の単価の支給率は、0.25です。

 つまり、単価の計算式は、(給料月額+給料月額×地域手当の支給率)×12か月÷(1週間当たりの勤務時間(38.75時間)×52週ー除算時間数)×0.25(1円未満の端数は、四捨五入)となります。これに週休日の振替をした時間数をかければ時間外勤務手当額が算出されます。前回の次のツールを使うと、「週休日の振替等」の欄に時間数を入力すれば算出されます。

注意すること!

 以上の時間外勤務手当は、飽くまで1週間当たりの勤務時間が38時間45分を超えた場合に支給する時間外勤務手当になりますので、十分に注意してくださいね。つまり、この勤務日を移された別の週に次の休日等があって1週間当たりの勤務時間が38時間45分を超えない場合は、この時間外勤務手当は、支給されません。

  • 祝日
  • 年末年始の休日
  • 別の週休日の振替等で働かなくていい日として指定した日
こむぞう
こむぞう

これを何度説明しても間違えて計算する人がいます。難しい制度です。なかなか理解されませんね。

時間外勤務等の関連リンク

 このほか、時間外勤務等の関連リンクを置いておきます。参考にしてみてください。

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