Microsoft Officeで完結する公務員のデザイン術

　皆さんは、デザインに自信がありますか？

　私は、どうも苦手なようで、すぐ手が止まってしまうし、何度も作り直すし、完成しても何だかいまいちなものができ上がります。

　特に私がデザインについて考えようと思ったきっかけは、採用試験の事務です。採用試験の自治体競争が激しくなっています。昔はそんなになかったのに、綺麗なポスター、キャッチーなフレーズ等を駆使するだけでなく、動画配信をしている自治体もあります。

　「こちらも負けてられないな！」と思って挑戦しようとするも、どう始めたらいいか分からず、動画については人に頼まなければいけないのでハードルが高く、どうしようかと途方に暮れました。そんなとき、いい本を探していたところにこの本「Officeで簡単! 公務員のための「1枚デザイン」作成術」に出会いました。

こむぞう

少なくとも私は格段に向上しました！

　これは、何とかしたいと思って私がたどり着いた攻略法、住民向けの説明資料等で活躍するデザイン術です。公務員でなくとも参考になると思いますので、「デザインで伝える技術」を知りたい方は、どうぞ参考にしてください。

全てMicrosoft Officeでできる！
ソフトの使い分け
画像と文字のバランス
様々なテクニック
著者は、『地方公務員アワード2019』受賞者の佐久間智之さん
終わりに

全てMicrosoft Officeでできる！

　この本「Officeで簡単! 公務員のための「1枚デザイン」作成術」のいいところは、全てワード、パワーポイント等のMicrosoft Officeでできることです。

　そもそもワードやパワーポイントを満足に使いこなせているとはいえない私です。この地図を作るのもかなり大変です。しかし、この本にはMicrosoft Officeソフトを使って様々なテクニックが記載されています。目を引く１枚の技術、開催日時や期限の表記、見やすい文字。そういったテクニックが全て図解付きで掲載されています。また、この本で紹介されている１枚デザインのサンプル資料をダウンロードすることもできます。

　この本の技術を使って、採用試験の受験募集要項（パンフレット）がすごく見栄えのいいものにできました。予算がないので普通の紙に印刷してホッチキス止めしたものになりましたが、今までの味気ないものより格段にレベルアップしました！

こむぞう

こんなに変わるものかと思いました。ここで募集要項のBefore→Afterを紹介したいところですが、身バレしてしまうので避けます。

　でも、本当に劇的に変わりました。「ちょっとデザインに自信ないな・・・。」という方は、是非入手されるといいのではないかと思います。

ソフトの使い分け

　この本では、Microsoft Officeソフトの使い分けを次のように紹介しています。

文書、通知書等	Microsoft Word
表計算、グラフ、統計、申請書等	Microsoft Excel
プレゼン資料、ポスター等	Microsoft PowerPoint

　どのソフトもそれぞれの特徴を考えると、納得ですね。

　ただ、ポスターを作るときにWordじゃダメなのかなと思ったりもしますが、Wordは、思ったとおりの場所に画像が入らなかったり、入ったとしてもほかの文字等が移動してしまうことがありますので、PowerPointの方が好きな場所に画像を配置しやすいということかと思っています。