ブログ「公務員ってどうなの？」のこむぞうです。
人事給与の事務を10年もすると、思うことがあります。
「職員には、その勤務能率の発揮及び増進のために、研修を受ける機会が与えられなければならない。」（地方公務員法（昭和25年法律第261号）第39条第1項）とあるように、研修は、とても重要です。そんな研修は、年度当初に研修の受講申込みの機会が結構あります。そこで、今回は、公務員の主な研修について御紹介したいと思います。
仕事で紹介される研修は、原則として自治体負担だからお得！えらくなると受講しにくくなるから、若手のうちに受けてね！
階層別研修
一定の勤続年数等になったら受ける研修ですね。
- １年目（新規採用職員研修）
- ７年目
- １０年目
- 係長級１年目
- 係長級３年目
- 課長補佐級１年目
- 課長級１年目
といった感じです。自治体独自で行うものもあれば、研修機関にお任せするものもあります。
市町村職員研修センター
各都道府県で設置していると思います。愛知県であれば、愛知県市町村振興協会研修センターですね。
ほかの都道府県はよく知りませんが、受講料がかからないので重宝しています。
研修予算が旅費だけだから、予算不足で受講できないなんてことは少なそうだね！
そのとおり！だから私はとてもよく利用しているよ。
日本経営協会（NOMA）
一般社団法人日本経営協会（略称「NOMA」）です。企業でも利用されていると思います。
有料ですが、専門知識ごとの研修のラインナップがいいので、人気があります。
専門知識を学ぶ研修が多い点に人気があります。
学びたいことがちょうど見つかるところがいいです！しかし、遠いところからも受講者が集まるので、受講環境が気になります。
観光気分になってる人もいるのがちょっとね。そんな人ばかりじゃないと思うけど。
全国市町村国際文化研修所（JIAM）
公益財団法人全国市町村研修財団全国市町村国際文化研修所（略称「JIAM」）です。
滋賀県大津市にあります。多くは、数日の宿泊を伴う研修です。しっかり集中して学ぶのであれば、とてもいい環境です。また、他の研修機関と比べ、珍しい研修のラインナップがあるので、興味深いです。様々な市町村職員が集まるため、全国規模の交流ができるのも魅力的です。
これを機会に、受講後もいろんな情報交換ができることがあります。そういう人と知り合うことができるのはいいですね！何よりの財産になります。
市町村アカデミー（JAMP）
公益財団法人全国市町村研修財団市町村アカデミー（略称「JAMP」）です。
千葉県千葉市にあります。多くは、１週間以上の宿泊を伴う研修です。しっかり集中して学ぶのであれば、トップクラスの環境です。２週間以上の研修になると、修了レポートの提出が義務付けられます。これが結構大変で、まじめな方は、その日の研修終了後やお休みの日もレポートをしているようです。最優秀レポートに選ばれると機関紙「アカデミア」に掲載されます。表彰されることもあるみたいですね。
生活については、全館で全て完結するため、外出が原則として認められません。土曜日と日曜日だけは開放されるので、そこでようやく外出が認められますね。こちらも様々な市町村職員が集まるため、全国規模の交流ができます。
こちらもいろんな人と仲よくなるいい機会です。もし受講できたら積極的に仲よくなりましょう！
千葉市にあるからついでに東京観光もできていいね。
総務省自治大学校
総務省自治大学校です。
東京都立川市にあります。１か月以上の宿泊を伴う研修です。これだけ長期間になるとしっかりした知識が身に付きますね。こちらも様々な市町村職員が集まるため、全国規模の交流ができます。さらに、研修修了後１年後に希望者のみが集まる事後研修会というのも企画されています。交流に特化してますね。
しっかりした研修です。受講後の感想もいいです。
全国建設研修センター
東京都小平市にあります。数日の宿泊を伴う研修です。技術職の専門研修ですね。受講料は、その分、高額です。技術職の専門研修は、とても貴重なので、重宝されます。
技術職のための研修は少ないので、土木系、都市計画系、建設系の所属に大人気です。
独自研修
そのほか、もちろん自治体独自で行うものもありますね。ハラスメント、人事評価、政策課題研究、障害者差別解消、キャリアデザイン等、これは、それぞれの自治体の人材育成の色が出ます。
大きい規模の自治体ほどこのラインナップが豊富です。
大きい自治体は、こういうところが羨ましい。
大きい自治体なら研修予算がいっぱいあったりするからこういうことができるんだよね。いいなぁ！
終わりに「自主学習のすすめ」
公務員には、こうした研修のラインナップがあります。
研修は、職員の資質向上のために欠かせません。
しかし、階層別研修以外の研修は、基本的に自分で「行きたい」と主張しなければ受講することはありません。
実はここにハードルがあります。
業務が忙しかったりすると、「研修中に自分の業務で迷惑をかけるんじゃないか。」「上司や職場の同僚に悪印象ではないか。」と気になって上司に研修の受講希望を言えなかったりします。
事態が何も好転しないね。
周囲が気になって研修を受けないなんて、いつまで経ってもよくなりませんので、例え研修を受けた成果が得られなくとも、研修を受けてみましょう！
研修を有意義な受講とするための方法は、インプット大全の記事に書かれているから、参考にしてみてね。
「学び効率が最大化するインプット大全」には、ずっと役に立つテクニックが書かれています。是非読んでみてください。
ポチップ
さて、とはいえ自分が求める研修がなかったりします。
特に、よく業務効率化がいわれていますが、プログラミングについての研修は、明らかに高い成果を期待できるのに全く研修がありません。
ボタン一つで仕事が終わったら・・・っ！！
こればかりは自主的に講座を探して受講するしかありません。
調べてみたら、無料で体験レッスンやカウンセリングができるサービスがあるようです。特に未経験からプロを目指せるオンラインプログラミングスクール【忍者CODE】がお勧めです。
「挫折させないオンライン学習」って、すごい殺し文句だね。
継続が一番難しいことだから、すごい自信だな。
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