こむぞうです。
約10年人事給与の仕事をしている私、こむぞうがこの月にどのようなことを人事給与担当部署が行っているか、御紹介します。
- 人事給与担当部署に所属していて仕事のスケジュールの整理がしたい人
- 人事給与担当部署が何をしているか興味のある人
以上の方々は、お役に立てると思いますので、是非御覧ください。
ここからしっかりと繁忙期に突入します。
毎月の給与事務
まずは恒例の事務です。
11月は、・・・・・。
特に特筆することがありませんね・・・。
年末調整
この月は、ほぼこれ一色です。
年末調整は、この記事のとおり正しく申告書が作成されているか全職員分をチェックします。
全職員数×申告書3枚、と思えば膨大な数!
証明書が添付されていなかったり、証明書から読み取る内容が違っていたり、計算が間違っていたりと毎年必ず申告どおりにするわけにはいきません。
毎年この膨大な量のチェックをするために人事給与担当者全員で総力を挙げて取り掛かっています。この年最後に支払う給与が12月の末日に近ければ近いほど余裕ができるので、そういった自治体であればここまでがんばらなくともいいかもしれませんね。
毎年くらくらしながらチェックをしています。
そして、これだけチェックをしても、申告した職員が把握していないところで扶養親族が扶養の所得要件を超えていたことが税務署で発覚し、税金の再計算をして税務署に追加で納めることがあります。
近年は、必ずこの追加徴収が発生しています。ちゃんと把握して扶養親族扱いにしてほしいですね。
人事評価(中間評価)
人事給与スケジュール9月で業績評価を案内しました。
その案内に従って提出された業績評価を取りまとめ、12月のボーナスの一つである勤勉手当に反映しなければなりません。
勤勉手当に反映することになるため、しっかりやります。
そのため、提出が間に合わない評価者が必ずいますので、毎回大変です。
業績評価が集まっても集まったものをそのまま採用するわけにもいかないので、他の職員と比較しても妥当な業績評価かを検討します。
私の所属団体では、評価者は、悪い評価をしたがらないので、全体的にいい評価に偏りがちです。
このアンバランスを調整するのは、さすがに人事評価担当部局でないとできないのでやむを得ません。
ボーナス事務
公務員のボーナスである期末手当及び勤勉手当は、多くの自治体で6月30日と12月10日に支払います。
そのうち、12月10日に支払う分について11月に準備を進めなければなりません。
人事給与スケジュール6月と同様に進めることとなりますが、12月10日に支払うボーナスは、12月1日を基準日として判断することになるため、基準日前に準備を進めても再計算が必要になることがあります(例えば、12月1日に子が出生して扶養手当の支給対象となった場合、期末手当を計算し直さなければなりません。)。
かといって基準日の12月1日になってから着手したのでは、支給日の12月10日までに時間がないため、やはり11月に準備を進める必要がありますね。
しかし、最も時間がかかるのは、前述の人事評価の業績評価結果だったりしますけどね・・・。
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