ブログ「公務員ってどうなの?」のこむぞうです。
約10年人事給与の仕事をしている私、こむぞうがこの月にどのようなことを人事給与担当部署が行っているか、御紹介します。
- 人事給与担当部署に所属していて仕事のスケジュールの整理がしたい人
- 人事給与担当部署が何をしているか興味のある人
以上の方々は、お役に立てると思いますので、是非御覧ください。
さて、7月の人事給与事務は、1年度の中でも一段落している傾向にあります。
夏季特別休暇を取得する期間でもあるので、ここで一休みです。リラックスしたり、学びの時間にでもしておきたいところですね。
給与実態調査等ヒアリング
人事給与スケジュール5月で御紹介した調査について、都道府県が市町村の調査回答を基にヒアリングを行うことがあります。その調査は、こちらを御覧ください。
愛知県の場合は、7月頃に行っています。
この調査の1件1件の量が多いため、かなり大変です。調査回答をした内容の整理をして、課題となっていることについて今後どのように解決できるよう進めるかを含めてヒアリングで聞かれるため、毎年準備に多くの時間を費やしています。国家公務員との給与比較、職員数の配置状況、人事評価、時間外勤務の減少、休暇制度の取得、アルバイト的な地方公務員である会計年度任用職員の処遇等について話題になります。
人事給与事務の経験が浅い職員は、ここで大きく制度を学ぶことになるのでいい機会になっています。
もちろん、いきなり人事給与制度の全体像を把握した上で、ヒアリングで自治体代表として回答するのでこの事務を浅く広く把握しておかないと難しい状況です。つまり、総合力で勝負しなければならないわけです。
人件費予算の補正
本年度初めてのボーナスを支給したこともあり、一度本年度の人件費予算が足りるかを確認します。
6月のボーナスを参考に12月のボーナスも見込みで算出し、毎月の給与は4月から6月までの3か月の合計を4倍すればおよそ1年分の人件費が算出されますからね。
10月以降の人件費予算が不足するようであれば、9月議会で増額補正を提案することになりますが、資料提出の締切が7月になりますのでここで事務が発生します。
人間ドック開始
職員の人間ドックが始まります。
職員は、勤務時間中でも人間ドックを受けられます。少し説明が難しいのですが、勤務時間中は、次のとおり職務に専念する義務が定められています。
第三十五条 職員は、法律又は条例に特別の定がある場合を除く外、その勤務時間及び職務上の注意力のすべてをその職責遂行のために用い、当該地方公共団体がなすべき責を有する職務にのみ従事しなければならない。
地方公務員法(昭和25年法律第261号)第35条
「法律又は条例に特別の定がある場合を除く外」とあるように、人間ドックを受けるときは、条例でこの職務専念義務を免除しています。
人間ドックの日程変更をすると当然職務専念義務を免除する日時も変わるので、この調整が少し手間ですね。
私の所属団体では、そうした管理が必要になるので、人事給与担当が検査機関に日程変更の調整も行っています。
各種研修
おおむねこの時期に階層別の研修を始めていきます。
私の所属団体では、次の階層で研修を行っています。
- 勤続1年目
- 勤続4年目
- 勤続7年目
- 勤続10年目
- 新任係長
- 3年目の係長
- 課長補佐
- 課長
人数が多いため、研修準備は、かなりの重労働です。自治体間の交流も兼ねているため、様々な情報交換も行われています。
研修内容としては、法制度、心構え、組織内での役割等ですね。
なお、誤解のないようお伝えしますが、7月は、飽くまでこれらの研修が始まっていく月というだけですので、これらの研修が7月に全て行われるわけではないことは念のため申し上げておきます。
おまけの話(涼しさを得るために)
6月でも暑かったと思いますが、少しずつかなり暑くなってきます。
エアコンをつけていても、キッチン等はどうしても暑い。
そんな中、こんなものを見つけました。
持ち運びができて、部分的に涼しくしてくれます。お得なセットもありますので試しにどうでしょうか?レビューはかなり多いので、購入の参考にしてみてください。
私の部屋は、狭いし、エアコンがないので、これ、買おうかなぁ・・・。
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